不器用な二人








「…で、社長。もういいですか?」



「え?なんで?まだ来たばかりじゃん」




「次の仕事があるんです。それに、美遥に会わせたんだから、もういいでしょ?」




「まあね。悠斗がかなりゾッコンしている美遥ちゃんを見たかっただけだし」





結婚式は呼んでねと社長さんはそう言って、悠ちゃんと共に社長室を出た。




社長さんが私に会いたかったのは…ただ見たかっただけ…?




それに結婚って…まだ早いよ。
まだ高校三年だよ。





「美遥、送るよ」



「え?でも今から仕事なんじゃ…」




「まだ時間はあるよ。それとも美遥は俺と一緒にいたくない?」





悠ちゃんの言葉に全力で否定する。


そんなの…一緒にいたいに決まってるじゃん。