「悠斗おっせぇよ。美遥ちゃんいらっしゃい」
「なんで俺だけ文句?」
差別ーという悠ちゃんに対して、ちーちゃんはシカト。
…というよりも、小さな女の子に夢中になってる。
「美遥、ソファーに座ってて。ねぇ稚嘉、お茶出してくれないの?」
「そんなもん、自分で出せ」
…座って、いいの?
悠ちゃんは普通にソファーに座って寛いでいるけど…
でもなんだか緊張して、私はソファーの隅に座る。
「そんなに硬くならないで?悠斗くんみたいに寛いで」
さっきの可愛らしい女性は氷入りの冷たいお茶を私と悠ちゃんの分を出してくれる。
「あ…ありがとう、ございます…」


