聞いたことがある苗字と思っていたけど、この女性を見て気のせいだと思った。 だって、こんな可愛らしい女性は知り合いにはいないし… 「砂羽さん、こんにちは」 「あ、悠斗くんじゃない。こんにちは」 今日はどうしたの?と女性は悠ちゃんの隣にいる私に気づいた。 「え、悠斗くん!もしかして美遥ちゃん?」 「え…?」 なんで知ってるの? 私たち…知り合いでしたっけ? 「そう。美遥だよ。俺の彼女」 「…っ」 不意打ちの言葉。 ああもうどうしよう… 嬉しすぎる…