不器用な二人








「それは思う。二人とも不器用すぎ」




有沙はメニュー表をとって、パラパラとページを捲る。



誰かデザート頼まない?という有沙の言葉に私と恭子は賛同し、一緒にメニュー表を見る。




それぞれデザートを頼み、また私と悠ちゃんの話に戻る。




戻らなくていいのに…




「榊原悠斗の家に行ったことはあるの?」



「ううん…今の家はないかな。隣に住んでいた時は一回だけ、悠ちゃんには内緒で中に入った」



悠ちゃんの部屋では、私が小学生の時に貝殻に書いた悠ちゃんへのラブレターを見つけたんだっけ。



小学生の自分ってすごいよね。




「え、合鍵持ってたの?」



「その時はまだ幼馴染だったし、合鍵はずっと持ってないよ。あの時は悠ちゃんのマネージャーさんが入れてくれたの」