インタビューを読み終わり、雑誌を横に置いて枕に顔を埋める。




悠ちゃんは本気と言っていたけど、それは…私との結婚を考えているということかな?



私の未来は悠ちゃんがいる。
そしていつかは子供が生まれ、幸せな家族になっているのかな?




そう思うと、緩みっぱなしの頬がそれ以上に緩んでしまう。




今の私の顔はかなりキモいと思う。

恭子や有沙にこの顔を見られていたら、絶対恭子には引かれ、あの有沙さえ引かれそう。



でもかなり幸せなんだから、仕方ないのだ。



…そういえば、有沙と恭子には何も打ち明けてない。


連絡先がわからない今、二人の家に行くしかない。



二人に話したら、どういう反応するのかな?
特に悠ちゃんファンの有沙。



…ちゃんと話さなきゃ。
今まで心配させちゃったから。



どんな反応だろうが、私はちゃんと受け止める。



とりあえず明日にでも恭子の家に行こう。
有沙はどっかに遊びに行って家にいなさそうだし…



そう決意をし、私は明日の準備に備える。