不器用な二人








それから、どれくらいキスをしていたのかわからなくて、マンションに帰るまで私は顔の熱が下がらなかった。



隣で運転している悠ちゃんはかなりのご機嫌だ。




そして自分の部屋に帰ってくると、机の上に置いていた“Sugar”の雑誌に目が止まった。



私はインタビューのことを思い出し、頬を緩めてしまう。



また悠ちゃんのインタビューを読もうと雑誌を取り、ベッドの上に寝転がる。