不器用な二人









「…甘かったです」




「へぇ、ラブラブなことで」



ニヤニヤするマネージャーさんに余計顔が熱くなる。



そこへ悠ちゃんが楽屋から出てきた。




「ユキさん、あまり美遥をいじめないでよ」



悠ちゃんは私の顔を見て、マネージャーさんに睨みつける。



マネージャーさんの表情はすごく楽しそうだけど。




それから、悠ちゃんの撮影が行われるスタジオに向かい、悠ちゃんは私の方へ振り向く。




「美遥。いくらユキさんでも物を貰っちゃダメだからな」



悠ちゃんは私に念を押し、カメラマンさんのところへ行った。



「私って…悠ちゃんに子供扱い、されてますよね…?」




まるで、知らない人に連れて行っちゃダメだからね。と小さい子供に言い聞かせているみたいで…




「前のことを根に持ってるんじゃない?」



「前?」



「その時、俺は美遥ちゃんに飲み物をあげたじゃん。悠斗のやつ、それが嫌だったみたいだし」




あいつもまだまだ子供だな。とマネージャーさんは悠ちゃんを見て、私もつられて悠ちゃんを見る。