「それに…もう悠ちゃんと離れたくないの」 悠ちゃんと離れて五年後に再会した。 そして、その約半年後に悠ちゃんと幼馴染みではなく恋人同士になった。 不器用な私たちはここまでくるのにかなりの時間を費やした。 だからその分、一緒にいたいんだ。 誰にも邪魔なんてされたくない。 「だから…浩太さん。半年の間、大事にしてくれてありがとうございました。写真のことは…浩太さんの好きにしてください」 ぺこりと浩太さんに頭を下げると、浩太さんは深い溜息を吐いた。