そして翌日。
朝方に地元を離れ、悠ちゃんはマンションまで送ってもらい仕事に向かった。
私の携帯を買いに付き添いたいと言っていたけど、仕事が忙しい悠ちゃんだし、一人で買いに行くと断った。
悠ちゃんは渋々と納得し、そのかわりに買ったらすぐに連絡することを約束し、連絡先が書いているメモをもらった。
過保護…と一瞬思ったけど、でも一番に悠ちゃんに連絡ができると思うと嬉しくなった。
そして今現在は…
「……」
「……」
携帯を買いに外に出たら、マンションの玄関に浩太さんが私を待っていた。
よく考えればわかっていたこと。
昨日の約束はドタキャンだし、その上電話はブチ切られるし…
こうしてマンションまで訪れたのは当たり前だと思った。
とりあえず外は暑い為、近くのファミレスに入った。
