「…写真、ね…」
あの時撮られてたんだと悠ちゃんはあの日のことを振り返っていた。
「…ごめんなさい。あの日、私が悠ちゃんの仕事場に行かなければ、こんなことにはならなかった…」
「なんで美遥が謝るの?美遥は何にも悪くないでしょ。謝るの俺の方だよ」
あの時、美遥が仕事場に来てくれたことや一緒に過ごせたことが嬉しくて舞い上がっていた俺が悪いと悠ちゃんは言う。
舞い上がっていたのは、私も同じだよ…
「しかし…あの野郎…初めからあの笑顔が胡散臭いと思っていたけど…」
そう言えば悠ちゃん、そんなこと言ってた。
有沙も同じようなこと言ってたし…


