不器用な二人









どうするか…と悩み始める悠ちゃん。




でも、これは私の問題だし…悠ちゃんに迷惑かけてしまう。




それに…例え悠ちゃんが浩太さんに会っても、浩太さんはあの時の写真を持っているから…いざとなれば、マスコミに売ってしまう…




だから…私が何とかしないと…
でも、どうやって…





「美遥、どうした?」




「え?」




「なんか追いつめたような顔してるから」




え、私そんな顔をしてた?



私は自分の頬を手にあてると、悠ちゃんは真剣な顔つきで美遥と名前を呼ぶ。




「…もしかして、そいつそんなにヤバいの?」




「え!?そ、そんなことないよ!確かに始めの方はあったけど、今は優しい人だよ!」




「へぇ。半年前は何かあったわけだ」




「……あ」




私のバカ!
何うっかり口を滑らせてるの!