不器用な二人










「ゆう…ちゃん…?」





「美遥…真剣な話をしようか」




辺りはだんだんと暗くなり始め、遊びに来ていた人はいつの間にか帰っていて、今は私と悠ちゃんの二人だけだった。




静かに足で波を感じながら、私は悠ちゃんの言葉を待つ。





「俺は六年前…美遥を振った」



「…っ」




胸が抉られたような痛みが走った。
なんで…今それを言うの?





「ごめん…美遥。美遥には今更って思うかもしれない。辛いかもしれない。でもこれで最後だから…俺の我儘を聞いて欲しい」




また悠ちゃんから出た“最後”。



ねぇ…悠ちゃん…
悠ちゃんは今どんな気持ちでいるの?