その日になりたくない。
このまま、時間が止まってしまえばいいのに…
強くそう願っても、止まることのない時間。
こうして考えている時でも、1杪…2杪…と過ぎていく。
せめて…またもう一度、悠ちゃんに会いたい。
一目を見るだけでいい。
遠くからでもいい。
テレビや雑誌じゃなく…本物の悠ちゃんに会いたい…
自分から突き放して何言ってんだと、自分でも思う。
本当は、悠ちゃんに会う資格なんてない。
悠ちゃんのそばにいても、迷惑をかけてしまうだけ。
でもこの半年間、悠ちゃんを忘れるなんてできなかった。
逆に悠ちゃんの想いが積もっていく一方だった。
あの時、私が軽率な行動をしなければ、こんなことにはならなかったんじゃないかと、ずっと後悔していた。