不器用な二人










自分がこんなダメな男とは思わなかった。


なんとかして美遥に会わないと…




そう思っていた時、公園で撮影することを雑誌に載せたことを思い出した。




プロデューサーやカメラマンに無理言って、マンションの近くの公園にしてもらったんだ。



美遥が来てくれることを信じて…
たとえ雑誌を読んでなくても、公園の近くの通れば、何かやってるのか興味を示してくれることを信じて…





そして当日。
カメラマンに説明を受けた後、ちらっとファンを見渡す。




すると、奥の方に美遥を見つけることができた。




こんな大勢のファンの中から簡単に美遥に見つけるなんて…
俺は相当なものだな。