「おい、悠斗。いつまでいんだよ」 「んー…?」 あのマンションを出て三ヶ月経つ。 もうすぐ春が近づこうとしていた。 「別にいいじゃん。もうすぐしたら仕事だし」 マンションを出た俺は、事務所近くのアパートに住んでる。 だけど、たまにこうして稚嘉の家にお邪魔してる。 「大体なんであのマンションを出たんだよ。ユキさんが調べてくれたんだろ?」 「…」 そう、あのマンション…っていうよりも、美遥のことを調べてくれたユキさん。