え、なに?
何か嬉しいことでもあったの?
温まった炒飯をレンジの中から取り出し、スプーンを持って椅子に座り、お母さんの言葉を待つ。
「美遥は覚えてるかな?昔一緒に遊んでいた榊原悠斗くんのこと」
その言葉にどきりと胸が鳴る。
なんで…悠ちゃんの話が…?
私は力なくコクリと頷くと、お母さんは更に嬉しそうな顔をする。
「当たり前よね?美遥、好きだったもんね。悠斗くんのこと。今は芸能人だし」
た、確かに小学生の頃の私は、お母さんがいる時に悠ちゃんについて、いろんなことを話した。
…できれば、忘れてほしかった。


