それからまた悠ちゃんと会えない日が続いた。
…と言っても、会えても会えない。
悠ちゃんから離れるということは、きっと…そういうことだから。
そう思っていた、ある日の日曜日。
私は昼前に起きてリビングへ向かうと、珍しくお母さんがいた。
「おはよう。遅いわねー」
テレビのリモコンを操作しながらいうお母さん。
珍しく仕事休みなんだ。
今日は日曜日だからって特に何もない。
浩太さんは大学でレポートを書かないといけないらしく、約束も何もない。
「あ、炒飯作ってあるから、それを食べてね」
冷蔵庫にあるわよーとお母さんに言われて、私は冷蔵庫を開ける。
「あ、そういえば!」
レンジの中で炒飯が温まるのを待っていると、お母さんは何か思い出したかのようにパンっと両手を合わせる。
そして私の前の椅子に座ってきた。


