不器用な二人









だから…今日この時だけ、最大な嘘を吐かせてください。






「本当はね…悠ちゃん。私は悠ちゃんのことが嫌いだったの」




「…っ!?」




「振ったくせに、優しくする悠ちゃんが嫌いだった。だから、もう私に関わらないで!」





そう言って私は階段の扉を開けて、すぐさま自分の家に帰った。




さすがにもう後を追いかけてこなかった。