「…彼氏が欲しかったから、あの告白を受けたって……。じゃ、なんで彼氏からキスされて泣いてんだよ」
「….っ!?」
「普通は嬉しいもんじゃねぇの?念願の彼氏からのキスは。でも美遥は逆だった。泣いて逃げた」
だって、悠ちゃん以外の人からキスされるのは嫌だった。
嫌だったんだよ。
なのに、その場面をよりによって悠ちゃんに見られた。
辛いに決まってるじゃない。
でも、私は浩太さんのものだから。
…だから、もうどうしようもないんだよ。覚悟決めないといけないんだよ。
それで悠ちゃんを守れるなら。
「…だって、キスしたところを見られたら、恥ずかしいじゃない。そりゃ、逃げるよ」
悠ちゃんの言葉に応えるけど、悠ちゃんは私の腕を掴んで、彼の方へ振り向かせる。


