不器用な二人









だからね、私…




今からは悠ちゃんに嘘をつきます。






「…そうだよ。私は浩太さんと付き合ってるの」




そう答えると、悠ちゃんは勢いよく私から離れた。




「なんで、だよ…」




悠ちゃんはとても悲しそうで、傷ついたような表情で私に言う。




ダメだよ…悠ちゃん。



私、バカだから、そんな表情されたら自惚れちゃうよ?




悠ちゃんは私のことが好きなのかなって。
ただの幼馴染が他の人と付き合ってるだけで、そんな傷ついたような表情されたら…勘違いしちゃうよ…





…でも、それは本当に勘違いなんだと知っている。




だって、五年前もそうだったから…