「ちょ…っ!?なに、その目!」
「美遥!?」
翌日、学校へ行くと既に来ていた二人に驚愕された。
それもそのはず…
ずっと泣きっぱなしで、目は腫れてクマはできて、散々な顔になっている。
今日両親とも早番で本当によかった…
…じゃないと、こんな顔を見られたら、心配かけちゃうし…
「いやー…昨日かなり感動するドラマを見ちゃって…。やっぱり人間と動物の物語は泣いちゃうよね」
「美遥…」
心配する有沙と恭子に笑顔を見せて大丈夫と伝える。
…二人には言わない。
…ううん、言えない。
これは自分で蒔いた種なんだから…