…でも、もう…悠ちゃんとは離れないといけない、んだよね…?
昔、別れたみたいに…
ううん、それ以上に…
高校生の私は、恋人同士がなにをするかなんて知っているに決まっている。
だから…もう、悠ちゃんのそばにはいられない。
苦しいんだよ…
辛いんだよ…
好きでもない人と結ばれて…
そんな矢先に悠ちゃんに会ったら、辛いどころじゃない。
ズタボロ以上になっちゃう…っ
もう、悠ちゃんとは…会わない。
それの方が悠ちゃんにとっても、迷惑がかからない。
…でも、実際はただの自分勝手。
だけど、仕方ないんだよ…
自分を守る為には…っ
「ゆう…っ、ちゃ…ぁ…っ」
…こういう時に限って、両親が遅く帰って人たちでよかったと思った。
私は涙が止まることなく、深夜までずっと泣き続けた。