「あ...ごめんね。ここで大丈夫なの? それで、用事は...?」 「あの...‼︎ お、俺、野田先輩が好きなんです!!!」 手をギュッと握りしめながら、真っ赤な顔して言った言葉に、目が点になる。 「の...野田、先輩...?」 誰、それ。 少なくとも、私じゃない。 「え⁉︎ あ、あれ⁉︎ 野田先輩じゃないんですか⁉︎」 バッと顔を上げて、驚いたような顔をする男の子。