そう思って手を地面についた瞬間、ガコンッと音を立てて何かが倒れる。 「ん...?」 倒れたソレを見て、思わず目を見開いた。 「ココア......」 アイツ...わざわざコレを渡しに...? つーか、どんだけいい奴なんだよ。 セーターなんかちゃっかり俺に掛けてくれてっし。 「マジ何なんだよ......本当...」 アイツのせいで調子狂う。