そう思い始めると、ウキウキ胸が弾んで終いには軽くスキップする始末。 しかも、自然と顔が綻んでいて。 はたから見れば、ただの変人だ。 あぁ...私、地味なクセに変人って... 最低最悪だ。 そう思って、足を止めた時にはもう遅かった。 「...クック...」 ふと、後ろから笑いを堪えたような、喉で笑っているような...そんな声が聞こえた。