あれから放課後。 ちょっと浮かれた気持ちで図書室に向かった。 ガラッと軽快な音で図書室のドアが開く。 ゆっくりと中に足を踏み入れると、キョロキョロと見回す。 だけど、 「誰も...いない」 あれは嘘だったのかな... そう思いながらも、机と椅子が置いてある場所に向かう。 机に鞄を置くと、椅子に腰掛ける。