「な、に…」
「聞き方」
「あ、ご、ごめんなさ…、――んあ!」
背中が勢いよく反り返る。
先程まで彼を受け入れていたところに、正体不明なそれが、容赦なく分け入ってきた。
「ん、…くぅ……っ、」
「いいカオ」
そそるよ。耳元で囁いた彼はどんどん奥へそれを詰めてくる。
「本当はこうして使うものではないんだけど…。
まあ、紗江子がこんなに辛そうにしても、身体は気持ちよさそうだから、いいか」
なんにも、よくなんてない。
怖いし、今すぐ逃げ出したい。
けれどこんな最低な言動も、彼がしているからこそ罵れなくて。
「ひ…………、っあ、ん、んん!」
強引に中をこすられ奥を人肌も何もないものになぶられ、屈辱を味わいながら私は二度目の限界を迎えた。

