彼の遊戯







「くぅ、…ん」



ギシ、ベッドが音を立てた。




「ゆ、…いち」


「さ、えこ…」




名前を呼んだだけ。
それだけなのに、ひどく満たされた感じがした。



胸をいじる彼の髪を軽くすくと、強い力で抱きしめられる。





「…ごめんね」


「なんで、あやまる…っ、ん、の…?」




背中がそって胸を突き出す形になってしまった。




「痛かった、だろうから」





つぅ、とお腹に指をはわされる。


痛みに少し眉を寄せた私の頬に、小さくキスをして、悠一は言った。





「ホント、ごめん」


「も、いいから…っ!もうおねが、」


「ああ、もう欲しい?」