わたしには好きなひとがいない。

服やお菓子なんかより
甘くて儚い恋が欲しいのだ。


4月7日(日曜日)

「とうとう明日かぁークラス替え...」
『そうだよ。』
「好きな人できるかな?」
『んー努力次第じゃない?』
「だよね〜」

そろそろ月曜日になる11時45分に
唯一の親友 美香と電話をしていた


わたしの名前は 高橋雪菜
明日で高2になる

「努力とか超めんどくさいよ〜」
『そんなこと言うからいつまでたっても彼氏出来ないんだよー』

グサッ

「うっうるさい!!美香はイケメン彼氏いるからそうゆうこと言えるんでしょ!!」

そうゆうと私は慌てて電話を切った


はぁ〜
ほんと私って短気だわ
あんなんでキレるとか
まじキモいわ自分。


そう思ったときにはもう月曜日の0時になっていた。