偽りと君




「ねえねえ!!ひとり?」

「俺らと遊び行こーよ!!」

「……」

「きーてるー?」


鬱陶しい……。
とにかく無視を貫き通すと一体どういう解釈をしたんだか

「よし!!いこーいこー」

腕を掴んで引っ張った。


「行きませんから」

「そんなこと言わないでさぁ~
俺らとちょっと遊ぼーよ」

「暇してたんでしょ?」


にやにやと意地汚い笑いを浮かべる男どもにため息が溢れる。
周りの人たちは気の毒そうに様子を伺ってはいるが助けようとはしてくれない。

「いい加減に…」

「何、人の女ナンパしてるわけ」


聞きなれた声に後ろを振り向いた。