終わらない恋

いつの間にか朝が来て俺は身支度をした。




駅につくとなながホームに立っていた。




「おはよう!」



俺は笑顔でななの隣に立った。




「え…何?!きもっ」



こんな言葉を俺に発するのはこいつくらいしかいない。




「人がせっかく笑顔サービスしてんのにそういう言い方はないだろ?」


「はいはい。」



ななは軽く流して手をひらひらと揺らしていた。


その手を俺は握りしめた。



「っ?!今度は何?」



「いや……」



俺はすぐに手を離した。



自分でもわからなかった。



どうして握ったのか。




そしてどうしてこの熱が引かないのか……







.