終わらない恋

別に友達ということでもない。



ましてや恋人なわけでもない。





どんな関係なんだ?





俺はもう一度考えた。





「ななって子と友宏君が親しくなってからなんか冷たくなったよね。」




上がったまつげが愛子の顔に影を作った。




「……いつもだけど?ていうか愛子さ、もう俺に構わないでくんない?俺お前のことなんとも思ってないから!」




「ひどいよ。私友宏君がこんなに好きなのに!こんな気持ち初めてだし誰にも友宏君とられたくない。」


「悪い。」




泣いてる愛子をそのままにして俺は家に戻った。