アイカワラズ -Ten Years-


「あ、いや、ただ、杉本だけは止めとけって言われてるから、大丈夫だ」

「は?何が」

「だから、お前を好きになるような事はないから、安心しろってこと」

「…」

ガラッ!

「来たぞ、坂本」

「う、うん」

な、なんだよ、あの態度は。
自分から話振っといて。
勉強のし過ぎで疲れてんじゃねーのか?
けど、俺って…。
好きな奴なんて、いない。