「その発表会に、あたしを招待するわけだから、招待状をくれなきゃ、ね」 「う、うん」 「だから、このカードに、書いて」 なんだか、よくわかんないけど。 まあ、書くぐらい、いっか。 『ギター発表会招待状』 っと。 「はい」 「ん〜、もうちょっと、字が綺麗だと良かったわね。けど、ま、いいでしょ」 「なんだよぉ」 「いい、いい。じゃ、支度して来なさい。あたしも一緒に行くから。」