「マジか?」 皆、目が点。 けど、マジなんだよなぁ、これが。 「そんなの、無視、無視」 「そりゃ、武士ならそれでもいいけど、智也はなぁ」 「おい、何で俺ならいいんだよっ、啓介」 「だってお前なら、最初から、そんな校則守るなんて思わねぇだろ、誰も」 「そういうお前は、そんな校則あるのも知らねータイプだよな」 「んなことねぇよっ」 「うるさいな、お前ら、いちいち」 「…」 「…」