アイカワラズ -Ten Years-


「先生っ」

坂本だっ。
何しに来たんだろ?

「ちょっと、待ってて下さい」

上がってもらうまえに、とりあえず姉ちゃんに知らせなきゃ。

「姉ちゃんっ、先生だよ、センセっ」

「え?センセって、坂本?」

「うん」

「どぉ〜してぇ?」

「わかんねぇよ」

「あんた、なんかやったんじゃないの?」

まさか、今日の事で?
んなことないよな。
あんなにはっきり否定してたし。