あふれる涙のドロップス

「立川くん、七瀬さん来てくれたわよ-」




 宮間先生は、カーテンを開けると、さっさと自分の机に戻って仕事を始めた。パソコンが置いてあるから、きっと大事な仕事なんかがあるのだろう。




「好きに話していいからね。カーテンは閉めておきなさいよぉ-」




 すでにブラインドタッチでキーボードをカチャカチャやっている先生を横目に、リンはカーテンを閉めた。




「海斗……大丈夫?」




「大丈夫だよ」




 今日、何人の人と、この会話をしたことだろう。




「大丈夫だから」




 リンに向かって、微笑みかけると、リンは僕の顔をじっと見た。




「どうした?」




 僕は、体を起こした。




「リン?」