あふれる涙のドロップス


「ごめん。急に。でも、可愛いんだもん」




「海斗」



 ちょっとだけ海斗をびっくりさせてみたかった。


 もう一回、海斗の唇に、あたしの想いを込めて、キスをする。


  
 大好きだよ、海斗。



 本当に、大好き。優しいし、かっこいいし、笑った顔可愛いし。



 ずっと、あなたのそばに、居られたらいいのに。ずっと。


 お別れが、なければいいのに。



「…。本当に可愛いな、リンは」




「海斗。よく考えたら、ここ、道路だわ」




「えッ!」



 慌てて辺りを見回す海斗。


 そばを歩いていたサラリーマンの方々の、注目を浴びてた。