「正樹。全部聞いた。けど、あたしは今幸せよ。」


正樹のお墓、文香の胸には赤ん坊が抱かれていた。



「正樹・・・かならず俺が幸せにするから。」





「・・・正樹。また来るわ。」





2人は墓をあとにした。






その後姿を正樹が微笑んだ気がした。