それでも愛してる







「お疲れ様でした・・。」





「あ、おつかれ文香ちゃん。気を付けて!」





「はい。」









「はあ。」




大きなため息をつきながら、ライブハウスをでた。




雨が降っている。





「・・傘、持ってきてないや。」




もってたジャケットを頭からかぶって走ろうとしたとき




頭の上に傘があった。








「・・・え?」