「フミカ、結婚しよう。」





恋人の正樹とデートの帰り道の公園、帝華音大のフミカはプロポーズを受けた。


付き合って、7年。待ち望んだコトバだった。





「正樹・・・。」




目に涙を浮かべながら、コクン、とフミカはうなずいた。






「フミカっ」





正樹は、やさしくフミカを抱きしめた。