そのタイミングのよさにふふっと笑って、


『休憩するか。』

という言葉に素直に従った。


「もう7時過ぎてますね。」


どうしようかな、まだ1時間はかかりそうだな。
さっさと進めて早く帰ろう。


『神戸ちゃん、ご飯でも食べに行く?』


えっと驚きつつも、空腹に耐えられない私ははいっと心の底から返事が出た。
そんな私に笑ったアサノさんは『電源電源』っと言いながらパソコンの電源を私の分まで切り


『どこに行く?』


スマートフォンを取り出しながら私に尋ねた。


「・・・この辺、よく知らないんです。」


『そっか、まだ新人ちゃんだしね。』


「アサノさんはどこに行かれるんですか?」


『うーん。その角の店良くいくよ。』


「じゃあそこに、行きたいです。」



私の言葉にオッケーとうれしそうな返事をして、アサノさん行き着けだと言う、お洒落な居酒屋に入った。