鎖骨もインパクト大だったけど、何よりも寝顔に引き込まれた。

綺麗な寝顔…


カーテンの影から見ていた私は、葵のいるベッドに肘をつき、しばらく眺めた。


「飽きない?」

「うわっ」

「うわっとかひどいなー」


葵はいきなり目をさました。

葵っていきなり起きるからビックリするんだよな…。

葵は片肘をついて私の方を向き、くすっと笑った。


「桜葉さ、襲われるよ?」

「え?」

「エロい」

「は!?、……っ!」


自分の体を確かめていると、シャツが大きく開いていた。


「熱中症と貧血らしいよ」


だからか…体育の後なのにシャツ着てるのに気付かなかった…。