雨の日カレシ




先生の後ろから顔を出した岡田くん。


背、高いんだ。



「ずっと寝てたんだ」



単純に考えても5時間は寝てたことになる。


だけど、まだ眠い気がする。



「俺も今から帰るから正岡のこと送ります」


「本当?先生も今から用事があるから助かるけど・・・本当に良いの?」



え、岡田くんと帰るの?


話の流れ的にはそうだよね。


そんなの悪いよ・・・。


ってか、岡田くんってそういう人だったっけ。


私の中では勝手に『他人には興味がない』ってイメージだったんだけどな。



「はい、ちょうど帰る途中なので大丈夫ですよ」


「じゃあ、お願いね。あ、行かなきゃ。2人とも気をつけて帰ってね。

電気だけ消してくれていたらいいから」



先生は慌ただしく保健室を出て行った。


そしてもちろん、保健室には私と岡田くんだけ。



「じゃあ、帰ろっか。荷物どうする?俺が取って来ようか?」



気持ちは嬉しいけど、そこまでしてもらうのは申し訳ない。



「自分で取って来るよ。昇降口で待っててくれる?」


「了解。倒れるなよ?」


「うん、さっきよりは大丈夫だから」



さっきって言っても大分前か。


私は寝ていたから『さっき』って感じるけど。