雨の日カレシ




お父さんが朝変だったのは、岡田くんに会う予定だったから。


岡田くんの連絡先が登録されていたのは、お父さんが聞いたから。


今のメールで色んなことが繋がった。



「優衣、入るよ」



ドアの外からお父さんの声が聞こえて、ゆっくりと開いた。



「優衣、これ、岡田くんから」



差し出されたのは、A4サイズの茶封筒。


お父さんが部屋から出て行ってから、そっと封を切る。


中から出て来たのは、やっぱりA4サイズの紙。


だけど、ただの紙じゃない。


『合格通知』のコピー。


それも、私と同じ学部で同じコース。


だから『大学に着いたらメールして』か。


岡田くん、合格おめでとう。


4月に会えるのを楽しみにしています。