雨の日カレシ




「ん・・・?」



あ、保健室だ。


てっきり親が迎えに来て病院だと思ったのに。


実はまだ5分しか経ってないとか?


それはないか。


だって、ものすごく眠かったもん。



「先生、正岡まだ寝てますか?」



岡田くんの声?



「今見てみるからちょっと待ってね」



保健の先生がこっちに来る。


寝たふりはする必要ないよね。



「あ、起きたみたいね。どう?」



カーテンの音と一緒に現れた先生はあったかい笑顔でそう聞いた。


『体調は』ってことだよね。



「んー・・・だるいかもです」


「そっか・・・自分で帰れる?おうちの方は電話が通じなかったの」



そういえば今日は大事な会議がどうこう言ってた気がする。


出るに出られなかったんだ。



「もう放課後なんですか?」


「うん。8時間目まで終わったよ」