雨の日カレシ




「意識はしてるってことか」


「そう、なのかなぁ・・・」



頬を赤く染めて恥ずかしそうに話す詩織ちゃんはとても可愛い。


詩織ちゃんは元々可愛いけどね!



「あ、メール」


「噂の大和くんから?」



黙って頷いた詩織ちゃんは、ケータイを操作してメールを開いている。



「・・・どうしよう」


「え・・・どうしたの?」



読み終えたらしい詩織ちゃんの目には涙がたまっている。


大和くんがひどい内容のメールを送るとは思えないし・・・嬉し涙?


両手で顔を覆ってしまった詩織ちゃんからケータイを受け取り

岡田くんと一緒に目を通す。



『柴田、今日は約1週間ぶりに学校で会うね。

俺さ、前に『いくらでも待つよ』って言ったよね。

その気持ちは前と変わらない。

だけど、もう1度気持ちを伝えたい。

明日の卒業式の後、最後のHRの後で良い。

裏門に来て。

前に緊張して言えなかったことも含めて全て話すよ。

もし、嫌だったら来なくても良い。

だけど、俺はいくらでも待つ。

じゃあ、また後で、学校でね。

            大和智也』