雨の日カレシ




「うん、私も会いたい。一緒に行こうね」


「うん。じゃあ・・・柴田のとこ行きますか」


「うん、行こう!」



『手応えがあった』


この言葉が聞けただけで十分嬉しい。


気が早すぎるかもしれないけど、私の中で岡田くんはもう大学に合格している。



「詩織ちゃーん!」


「あ、早かったね?」



そう言って振り返った詩織ちゃんの顔はほんのりと赤い。


そして、詩織ちゃんの向かいにはクラス委員の男子の姿。


・・・邪魔しちゃった感じ?



「もぉ・・・邪魔すんなよ正岡ぁ」


「あ・・・ごめん、つい」



後ろから来た岡田くんは笑いをこらえてるし。


恥ずかしいよ。



「あ・・・なんか、本当にごめんなさい」


「良いよ。もう終わった後だったし」



そう、なんだ。


どう考えても告白だよね。



「柴田、また連絡するから」


「あ、うん。またね」



クラス委員は落胆しながら帰って行った。