雨の日カレシ




「だから、ずっと居心地が悪かったんだ。だけどね、優衣ちゃんが体調崩した日。

あの日に勇気を出して優衣ちゃんに近づいて・・・本当に良かった。

優衣ちゃんはどう思っているかわからないけど

私にとって優衣ちゃんは、この学校でできた唯一の親友だから。

だから・・・最後の2日、私も2人に混ぜて欲しいの」



詩織ちゃんが思っていることと同じことを、私も思った。



「詩織ちゃん、私も同じだよ。是非、一緒に過ごさせて?

嫌だって言われても一緒にいる?」



意気込んで言うと、詩織ちゃんは少し目に涙を浮かべて『ありがとう』と微笑んでくれた。



「おーい。女子の会話の中悪いんだけどさ、それって俺は邪魔者じゃないの?」



いつからいたのか、すぐ近くに立っている岡田くん。


きっと、私たちが遅いから様子を見に来たんだ。



「あ、そうだよね。えっと・・・上手く言えないんだけど、岡田くんもなの。

私、男子と話したことなんてなかったんだけど

・・・優衣ちゃんと同じタイミングで、初めて岡田くんと話せて・・・えっと・・・」



うん、なんとなく分かったよ。


私もそうだもん。



「『新しい関係が作れて嬉しかった』?」



私が言うと、詩織ちゃんは目を丸くして私を見た。


きっと、図星。


だって、私も同じ気持ちだから。