そのまま私たちを追い抜いて、駐輪場の方に消えていった。
この後はきっと昇降口で待っていてくれる。
岡田くんってそういう人だから。
「優衣ちゃん、今日はデート?」
「え?えっと・・・どうだろう」
きっと結果次第なんだよね。
『受験が終わったらデート』って約束はしたけど、今日はどうかは分からない。
「今日と卒業式の日はさ、私も優衣ちゃんと岡田くんと一緒にいたい」
「・・・詩織ちゃん?」
なんだか、しんみりしちゃいそう。
だからって訳ではないけど、昇降口まで歩きながら話すことにした。
「優衣ちゃんもそうかもしれないけど、この学校に入ってからずっと
友達がいなかったの」
私と一緒だ。
「私って選抜クラスにいるのが信じられないくらい頭悪くって・・・」
嘘だよ。
詩織ちゃんは頭良いよ。
「平常点で補ってる感じだったの」
それは私と一緒だ。


